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Channel: 待っててコイサンマン
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" 電車でおばさんたちの団体に遭遇すると、元気なおばさんが車内に飛び込み、座席を数人分確保し、『ほら、ここ!取ったわよ!』と叫ぶ。他の乗客が席の近くに来ても当然のように無視して、仲間を待つ。おばさん..."

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電車でおばさんたちの団体に遭遇すると、元気なおばさんが車内に飛び込み、座席を数人分確保し、『ほら、ここ!取ったわよ!』と叫ぶ。他の乗客が席の近くに来ても当然のように無視して、仲間を待つ。おばさんにとって自分が取った席は自分たちの仲間の席だと確信している。席のそばに立つ学生も親子連れもおばさんにとっては存在しない。だが、おばさんはけしてマナーが悪いわけではなく、むしろ、仲間思いの親切な人で、困っている仲間がいれば親身になって相談に応じたりしているはずだ。(同掲書P37より、抜粋&要約)


おばさんにとって自分に関係ある世界は『世間』でありその中のルールやマナーは守る。しかしながら、自分に関心のない『社会』は無視する。これも大変わかりやすい『世間』と『社会』の説明になっていると思う。上記のWikipediaの解説にもある通り、『世間』は差別的で排他的ということがよくわかる事例でもある。『長幼の序』に厳しく、『共通の時間意識』を大事にするために、とにかく一緒にいることを重視する。(会社のサービス残業や長い会議の例等)



- ほんの少し強い『個人』になって『社会』に向かう生き方 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

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